名古屋創業サポート支援オフィス@丸の内のコラムを御覧下さり、有難うございます。
今回のテーマは、「日本政策金融公庫 融資審査のポイント②~『カネ』前編~」です。
前回の「融資審査のポイント①」について日本政策金融公庫の担当者が一般的に融資の審査において、『カネ』について、どんなところに着眼しているかを検討します。
まず『カネ』の第一の着眼点としては「売上高」と「利益」になります。
①企業規模を大まかに把握し、他の科目の大小の基準とする
②売上の仕組みやお金の流れから事業内容を把握
(ポイント)
・誰に何を売るのか?
・売上の計上時期と回収方法
・主な取引先と、取引先別・月別の内容
・複数事業や複数店舗で営んでいる場合には事業別・店舗別の内容
①利益は、企業にとって維持・発展の源であり、金融機関にとっては返済の財源ともなる
②利益だけでなく資金繰りにも注目している
→「利益+減価償却費」で計算されるキャッシュフローが返済財源として重視
(ポイント)
赤字の場合は、その理由と今後の方針が重要になる
→ 経営者としての今後の展開に関する考え方・方針
今後の展開に関する考え方・方針に対する見通しの実現性
※「利益+減価償却費」で黒字になっていると評価が上がりやすいこともある。
以上の着眼点を踏まえて事業計画書が作成できると担当者にアピールしやすいのではないでしょうか。
今回も最後まで御覧下さり有難うございます。