名古屋創業サポート支援オフィス@丸の内のコラムを御覧下さり、有難うございます。
今回のテーマは、「日本政策金融公庫 融資審査のポイント④ ~『カネ』後編~」です。
今回は、前回の「融資審査のポイント③ ~『カネ』中編~」の続きになります。日本政策金融公庫の担当者が一般に融資の審査において、『カネ』について、どんなところに着眼しているかをまとめています。
まず『カネ』の第三の着眼点としては「貸付金」や「仮払金」などになります。
①費用計上のない資金の支出であり、実質的な損益あるいは自己資金が悪化してないか
②貸借対照表上に雑勘定(特に代表者に対する貸付金・仮払金)がある場合には要注意
(ポイント)
・支出の相手方・時期・理由、将来的な回収の見通し
①前期又は前々期との比較、決算後の特別な支出はないか
②収益は改善されているか、それとも悪化しているか
③P/LとB/Sとの変化に整合性があるか
→売上が減少しているのに、売掛金や在庫が増えていないかなど
③経営収支比率が3期連続で100%を切り、直前期が80%を切る状況では、資金繰りが逼迫していると考えられるので要注意
④売掛金、棚卸資産、買掛金の回転率が、著しく増減している場合は要注意
以上の審査ポイントを踏まえて事業計画書が作成できると担当者にアピールしやすいので、しっかりと考慮した事業計画書の作成を心掛けましょう。
今回も最後まで御覧下さり有難うございます。